ついらく
凪いだ水辺に滑り落ちた、わたしのゆく先、
にじいろに光るグラスのほとり、思考のとまる音、
(ぽつん)、つん、
五官が意味をなくして泳ぎはじめた、
となりを泳ぐぬらぬらの魚がエロティック、
(・・・)
間抜けな眼球は醜い鳥に喰われてしまった、しまった・・!
(その時わたしははじめて空をとんだ)
太陽は相変わらず働いていたけれど、色は失われていて、
いて、
空は力をなくした惑星に支配されたまま、
貝の目がいやらしい、
わたし、誘われている。
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